2022.06.22
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夏の保安業務
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当組合では、夏場に入ると経年設備の入替や更新工事を行っています。
お客様宅内でのガス器具やガス管などの消費設備点検は定期的に実施させていただいておりますが、お客様の目に触れない部分である「地面に埋まったガス管」や「ガス発生設備」などの供給設備点検や更新工事も重要な保安業務となります。
先日、昨年より計画していたコントロールパネルの入替を実施しました。
以前は、BOXも中の配管も鉄製で錆止め補修を何度も行っていましたが、今回のものはステンレス配管、ステンレスのBOXになり、耐久性も良くなりました
この空温式べーパーライザーは、LPガスを液体で取り出し、気化するのに必要な熱を強制的に加えて、安定供給させるためのものです。今回入替をしたコントロールパネルは、気化圧力調整弁やゲージが付いており、LPガスの液体を減圧制御しており、温度検出筒でLPガスの温度を感知すると下流側への流出を未然に遮断防止する機構をもっています。
空温式べーパーライザーの特徴として、以下のような利点があります。
1. 大気熱を利用するので電気代がかかりません。
2. 熱源が大気熱なのでCO2を排出しません。
3. 環境にやさしく、停電時、災害時にもガスを安定的に供給します。
4. 耐久性に優れています。
40年近く使用してきたコントロールパネルは、毎日休みなく働いてきた価値のある空温式べーパーライザーのパーツです。
今後もガスの安定供給を続けていけますよう、職員一同、日々の業務に励んでまいります。